果樹園など広範囲な草刈りは大きな負担となる作業です。近年では、自動で作業を行う「ロボット草刈機」や、遠隔操作ができる「ラジコン草刈機」の導入が進んでいます。本記事では、代表的な機種であるワドーの「KRONOS MR300」と、クボタの「ARC-501」を例に、その基本的な使い方や導入時の準備について解説します。導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
ワドーの「KRONOS MR300」は、エリアワイヤーで囲まれた範囲内を自動で走行し、草を刈り取るロボット草刈機です。導入時の設置から日常の操作まで、手順を追って解説します。
※2026年1月に、「ロボット草刈り機 使い方」でgoogle検索し、最も上位に表示されたメーカーの機器の主な使い方を解説しています。
まず、ロボット草刈機の基地となる「充電ステーション」と、作業範囲を決める「エリアワイヤー」を設置します。
充電ステーションは、傾斜が5度以下の平らな場所に設置します。直射日光を避け、夏場は日陰になる場所が望ましいです。
充電ステーションの背面と、左側後方のエリアワイヤーは、帰還時の動線として2m以上の直線スペースが必要です。
充電ステーションは、付属のステーションアンカー(6本)を使って地面にしっかりと固定します。特に後方の4箇所は頭が浮かないように深く打ち込みます。
作業エリアを囲むようにエリアワイヤーを設置します。
付属のワイヤーペグを使用し、約2~3m間隔で地面に固定します。ワイヤーが浮いていると断線や事故の原因になるため、地面に密着させます。
木や池などの障害物がある場合は、ワイヤーで囲んで作業エリアから除外するか、高さ20cm以上の丈夫な囲いを設置します。
敷設したワイヤーの両端を、充電ステーションのターミナルに接続しましょう。左右のワイヤーが交差しないように注意してください。
MR300の設定や操作には、専用のスマートフォンアプリを使用します。
App StoreまたはPlayストアで「ロボット草刈機」と検索し、専用アプリをダウンロードします。
アプリを使用する際は、スマートフォンのBluetoothと位置情報をオンに設定してください。
本機と充電ステーションを紐付けるためのペアリング作業を行います。
ます、本機の電源を「ON」にし、充電ステーションのACアダプターをコンセントに接続。電源を入れます。
ステーションの電源を入れてから10秒以内に、本機をステーションにドッキングさせましょう。前輪が左右に動けばペアリング完了です。
アプリを使って本機を登録し、セキュリティ設定を行います。
アプリの「ロボット一覧」から対象の機体を選択し、PINコード(初期値:000000)を入力して登録します。
他者による操作を防ぐため、登録後は必ずPINコードを任意の6桁の数字に変更してください。変更はアプリの「操作」メニューから行えます。
近くで複数のロボット草刈機を使用する場合、混信を防ぐために無線チャンネルを変更します。アプリの「無線チャンネル変更」メニューから、1~5、7~14番の範囲でチャンネルを設定し、再度ペアリングを行ってください。
準備が整ったら、草刈りを開始させます。アプリの「情報トップ画面」を開きましょう。
「草刈り開始」ボタンをタップすると、本機がステーションから発進し、自動運転を開始します。
本機後部の『STOP』ボタンを押して操作パネルカバーを開き、主電源スイッチを「ON」にします。
作業中に停止させる場合は、本機後部の大きな『STOP』ボタンを押します。操作パネルカバーが開くと同時に動作が停止します。
操作パネルカバーを開き、主電源スイッチを「OFF」にします。
本機底面の刈刃ディスク付近にある調整ダイヤルで設定します。現場の状況に合わせて適切な高さに調整してください。
刈刃が摩耗・破損した場合は、必ず電源を切り、手袋を着用して交換作業を行ってください。
クボタの「ARC-501」は、法面などの作業に適したラジコン式草刈機です。ここでは、メーカー公開情報に基づき、安全な運用のためのポイントを中心に解説します。 ※詳細な操作手順については、製品付属の取扱説明書または公式の「動画でわかる取扱説明書」をご参照ください。
エンジンを始動する際は、周囲の安全を十分に確認してください。
始動時および回転中は、刈刃に絶対に手足や体を近づけないでください。
自動車用レギュラーガソリンと2サイクルエンジン専用オイル(FC級以上)を、50:1の割合で混合した燃料を使用します。
作業を中断・終了する際は、必ずエンジンを停止させてください。特に燃料補給時や点検時は、エンジンを停止し、本体が冷えてから行う必要があります。また、緊急時に備え、プッシュ式のエンジンスイッチで即座に停止できる機能が備わっています。
ラジコン式草刈機は送信機(プロポ)と本体を無線で接続して操作します。具体的な接続手順やランプの表示については、取扱説明書で確認し、確実に通信ができている状態で作業を開始してください。
本機は斜面でも安定して走行できるよう設計されていますが、急激な操作は避け、安全な速度で走行させてください。作業中は周囲に石などが飛散する可能性があるため、人や動物、車両を近づけないように注意が必要です。
刈高さは、現場の草丈や地面の状況に合わせて調整可能です。 本機は、40mm、52mm、64mmの3段階で刈高さを調節できます。適切な高さに設定することで、石跳ねや刈刃の摩耗を抑えることができます。
万が一、機体の挙動が不安定になった場合や、危険を感じた場合は、直ちに緊急停止操作を行ってください。緊急停止の方法は取扱説明書を熟読し、実際の作業前に必ずシミュレーションしておくことが重要です。
※「?」にマウスを合わせると詳細な説明が表示されます
※「?」をタップすると詳細な説明が表示されます
※「?」にマウスを合わせると詳細な説明が表示されます
※「?」をタップすると詳細な説明が表示されます
※「?」にマウスを合わせると詳細な説明が表示されます
※「?」をタップすると詳細な説明が表示されます